合気道の当身のやり方と使用方法

合気道の当身のやり方は、他の武道でいう当身とは意味合いが異なります。

武道における当身とは、急所を狙い一撃必殺的な意味合いの攻撃方法といえます。

例えば、空手における正拳突きや蹴りといったものが、その意味での当身としてあげられます。

合気道における当身は、そういった他の武道でのものとは違い、相手の動きをけん制したり、相手の体制を崩すための使用を目的としたものが主として用いられます。

当然、合気道の当身のやり方は、他の武道とは異なってきます。

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合気道の技の中での当身の意義は?

前述の通り、合気道の当身は、相手の動きの牽制と体勢の崩しのためというのが主目的です。

そのやり方を考えるには、使用する技の流れで見ることができます。

合気道は武道であり、本来なら生死のかかる状態での使用を前提としているもので、どんな状態にあったとしても、相手に反撃されない体勢をとり、いつでも当身を入れられるようにしておくべきものです。

特に技をかけている状態にあれば、どの瞬間でも、どこからでも当身が入れられるように稽古しておくことが重要といえます。

合気道における当身は、手先だけではなく、体中のいたるところで当身とすることができ、状況に合わせて通常の技をかけるのか、突発的に当身にするかの判断をするやり方も存在します。

つまり、合気道の技の流れの中で、当身のやり方一つで全てが変わると言って良いほど重要な意味合いを持ちます。

合気道の当身の稽古は?

合気道の技の流れの中で当身が重要であることは、前述の通りですが、当身だけを取り上げた稽古をすることはありません。

それは、合気道の当身が裏拳や拳によるものだけでなく、技の中で、入り身技も広義では当身の一種として捉えられるほど、当身の解釈の幅が広いことにも起因していると考えられます。

その意味から、技の構造の中で当身の必要性を理解し、技全体の動きで相手の動きを予測し、それに応じた当身を反復稽古することが必要です。

つまり、技の型の反復稽古の中で当身のやり方を習得していくことが、最も効率的であると考えられます。

一撃必殺的な当身ではないとはいえ、技の中では、当身を当てるべきか否かで、技のかかり方を左右します。

それらを体系的に構成しているそれぞれの技の型の稽古が、当身の稽古にもつながっているということです。

合気道の当身のやり方は技の型の稽古で?

合気道の当身は、他の武道とは違った意味合いでのやり方にはなるものの、相手を制圧するために重要な役割を担っています。

それを理解し使いこなすためには、技の型の稽古で、技全体を通しての流れを体得すべきです。

技の稽古の過程で、当身のやり方と意義は自ずと理解でき、体得できるものだと考えます。

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