合気道の技の種類は、かなりの数があります。
合気道の技は、相手の動きに対応した技が主なもので、相手の攻撃の種類に応じた技が存在しているので数え方にもよりますが、はっきりと幾つとは言い切れません。
数多い技もいくつかに分類し、基本技とされるものと応用技といくつかに分けることはできます。
合気道の技をいくつかに分類してみると?
合気道の技をいくつかの項目に分類してみると、次のようなものになると思います。
基本動作、呼吸法、固め技、投げ技、呼吸投げ、座技、半身半立技、剣、杖、短刀、多人数、護身術などに分類した項目が挙げられます。
これらの各項目に、相手の攻撃に合わせた技の数々の種類が存在しています。
特に基本技として稽古するものは、固め技、投げ技、呼吸投げ、座技、半身半立技といえます。
固め技には、一教から五教まであり、また攻撃の種類によるさばきの違いによって、技の種類としては違う技がそれぞれにあります。
投げ技には、入り身投げ、四方投げ、小手返し、天地投げといったものが代表的なもので、これ以外にも多くの技があります。
呼吸投げにも、攻撃の種類に対応した技の数々があります。
座技は、立ち技でやるものを跪座の状態でやるものなので、立ち技と同程度の種類の技が存在しています。
半身半立技は、仕手側(技をかける側)が正座している状態で、攻撃が立った状態から加えられるものです。
合気道の技の数々の基本とは?
合気道の技は前述の通り、分類だけでも十数種類になり、その分類の中にも相手の攻撃に応じた数の技が存在することは、前述の通りです。
これらの数々の技の最も重要な基礎となる部分が、基本動作といえます。
この基本動作の中には、構えから足の運び、足さばき、手さばき、体さばき、膝行、受身、そして当身というものが挙げられます。
これらの基本動作に挙げられる項目の習得は、技をかける際に欠かせないものです。
これらが瞬時に使えるだけでも、相手の攻撃をかわすことはできます。
ですから、合気道の技の数に圧倒されることなく、まず基本動作の習得、そして体得のために反復した稽古が必要です。
合気道の技は組み合わせ?
合気道の技は、基本技と相手の攻撃に対応したさばき、それに固め技あるいは投げ技といった組み合わせを変えることで、技のバリエーションは無限に増えていきます。
技の多さに圧倒されることはなく、基本動作を確実に体得し、基本技と呼ばれる技の型の稽古を相対で繰り返すことを継続していれば、次第に使えるようになります。
技を記憶することではなく、技の型の稽古で身につけるべきは、状況に応じた自分の体のさばきを体得することが、本来の技を体得する早道ともいえます。