合気道の7段を有するセガールの映画のシーンは、合気道の技の裏付けによるものといえます。
初主演映画「刑事ニコ」や「イントゥ・ザ・サン」で日本語のセリフを使用するなど、日本語に堪能なスティーブン・セガールですが、日本語だけではなく、合気道の有段者でもあります。
十年以上の大阪滞在の経験があり、日本語も堪能であり、合気会で7段を取得しています。
もともとは、ミシガン州に生まれ、7歳から格闘技に接したとされています。
セガールの映画での格闘シーンは、単なる殺陣ではなく、合気道の技に裏打ちされたリアリティを追求したものといえます。
セガールの経歴とは?
ミシガン州に生まれたのは、前述の通りですが、その後の青年期にはカリフォルニア州で過ごしています。
17歳で来日したセガールは、英語を教えながら、禅や合気道を学んでいます。
合気道のみならず、剣道、柔道、空手道、太極拳など複数の武道を学んでいて、大阪十三の合気道道場の娘さんと結婚され、アメリカに帰国された後に重婚などの問題で芸能ニュースを騒がすこともありました。
この大阪在住の際に、日本語が堪能となり、千葉真一氏との親交も生まれています。
単に日本語を話せるだけではなく、大阪弁も使いこなせるために、日本のテレビ番組でも取り上げられ、映画関係の番組やニュースバラエティーなどの出演も多かったと思います。
ハリウッド映画の初主演は1988年の「刑事ニコ」でデビューすることになり、その後、「ハードトゥキル」「沈黙の戦艦」「暴走特急」などの映画出演作が挙げられます。
これらの映画の格闘シーンに、合気道の技が多用されています。
映画内での格闘シーンに合気道の技が?
セガールの映画に格闘シーンが多いのですが、その格闘シーンには度々、合気道の技の手さばきや技があります。
映画のシーンのための動きであるため、実戦に相当する動きに変形したものも多用されています。
「沈黙の戦艦」の中では、小手返し等の技が披露されています。
セガールの映画には、合気道の技が多く出てきますが、「暴走特急」の中では、狭い列車の中の格闘シーンなどは、本来の古武術の合気術の技も多用されています。
これらは映画用のアクションともいえますが、単なる殺陣とは思えないリアリティを感じるさせます。
セガールの合気道は?
セガールの経歴は、前述したように、大阪に住んでいた頃に合気道を学んでいます。
大阪に住んでいた頃は、小林裕和師範や阿部醒石師範に師事して、合気道を稽古されて7段を与えられています。
セガールの合気道は、映画の格闘シーンに多様に生かされており、単なる殺陣ではない技のシーンになっています。
合気道に興味を持たれた方であれば、セガールの主演作品を観てみることをオススメします。