合気道における1級の審査の難しさは?

合気道の各流派において、技量程度を認定するための目安として、級位や段位が設けられています。

一般的には、10級から1級、初段から10段といったような設定がなされており、それぞれの審査を受けるための条件が定められています。

基本的な技の型をすべて習得することが必要な1級の審査は、最高級位ということもあり、それまでの級位審査のなかでも難易度が高いといえます。

しかも、1級審査通過後の有段審査では、それまでの級位認定に必要な基本技を使用した武器術や多人数掛けといったより実戦に近い審査項目が加わります。

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合気道の1級審査の条件とその内容

合気道には数多くの流派が存在し、それぞれにおいて級位認定のための受験条件と審査内容が定められています。

そのなかでも、合気道の本家本流である合気会の級位認定試験の条件と審査内容は、次のようなものがあります。

各級の受験資格には、入会後の最低稽古日数の規定があり、最初の5級受験には入会後30日以上の稽古日数が必要とされており、最上級位の1級では、2級取得後60日以上の稽古日数が必要条件とされています。

1級の審査を受けるためには、5級、4級、3級、2級を順に取得することが必要で、その各級の審査合格から最低限必要とされる稽古日数を積むことが求められます。

しかも、1級の審査内容には、1教から5教までの固め技、四方投げ、入り身投げ、小手返し、回転投げ、天地投げ、自由技、呼吸法の全ての技において一定水準以上の技量が求められます。

合気道の1級の審査が難しい訳

合気道の1級の審査を受験するには、その受験資格を得るために必要な2級の級位取得が必要で、その取得には最低でも230日以上の稽古日数が必要です。

それに加え、前述のように、徒手での合気道の基本とされる技の型の習得が不可欠です。

しかも、1級取得後は、次の段階である有段者となる素養を有することが求められるため、それまでの級位認定に比べると審査基準が厳しくなる印象があります。

個人的には、合気道養神館での二段審査までの経験しかないので、合気会の実際の審査についての言及ができません。

養神館での審査体験からすると、普段の稽古とは違い、指定される技を淡々とこなすことが求められ、通常の稽古よりも精神的な緊張のため疲労感が強いものです。

級位や段位が上がるほど、審査内容が多くなるため、技量に加え、それなりの体力も必要となってきます。

合気道の級位や段位の審査には、稽古の期間が必要

合気道には、その技量の目安となる級位や段位があり、審査を受験するためには、それぞれの流派に規定された条件を満たすことが必要です。

多くの流派において、各級位や段位認定の受験資格には、低級位の取得後に一定期間の稽古日数を積み、必要な審査内容の技量を備えることが必要です。

級位の中でも1級が最高級位となり、それまでの稽古期間と必要とされる技の種類も、低位級に比較して難易度が高いといえます。

技量水準をあげるためには、一定期間以上の稽古が必要で、上位級の取得には地道な稽古が必要です。

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