合気道の稽古を始めようとすれば、道着を選びもしなくてはなりません。
しかし、基本的には、合気道着を専門に扱っているメーカーは少なく、色についても基本的には白で、帯については所有級や段によって異なってきます。
道場へ初めて稽古に参加したり、体験で稽古する際は、体育の授業で使用するようなジャージでも構わないと思います。
ただ、ジャージの場合、膝行の際に膝の部分が擦れるため、注意が必要となります。
合気道の道着は、専門のメーカーの合気道着でなくても、柔道着や空手着といったものを使用している人も多いです。
合気道の道着のメーカーは?
合気道の道着のメーカーは、意外に少なく、私が知っているのは、ミツボシ、東山堂、KUSAKURAといったものです。
私が稽古していた道場では、道着の指定もなく、稽古している人の多くは柔道着で、空手着という人もいました。
養神館合気道本部道場では、道着の指定はされていなかったと思います。
道着や帯のメーカーや販売店については、道場で取引がある場合、紹介してくれもしますので、個別に相談してみることも良いかと思います。
流派によっては、道着の袴については多少規定があることがあります。
有段者になる前の者は、原則稽古時には袴をつけないとするのが、養神館では暗黙のルールとしてありました。
これは、稽古の際、足さばきの動きが分かりづらくなるためという理由があり、演武会の際の着用は認めれていました。
合気道の道着や帯の色について
合気道の道着の色は、基本的には上下白です。
それに、袴をつける場合は、黒袴になります。
帯の色については、流派によって違いはありますが、大まかには次のようになります。
成人の部であれば、4級以下は白帯、3級から1級は茶帯、有段者になれば黒帯になります。
少年部に関しては、10と9級は白帯、8と7級は黄帯、6と5級は青帯、4と3級が紫帯、2と1級が茶帯となっていました。
合気道を始める際の道着選び方
合気道の道着の選びのポイントは、道着のメーカーによってもサイズに多少違いがありますので、実際の武道具店で試着しながら決めることをお勧めします。
道着も合気道専用のものでなくても十分に対応できるので、柔道着や空手着といったものでも大丈夫ですが、サイズは少し大きめの方が良いかと個人的には思います。
稽古の際に道着は掴まれたり、引っ張られたりしますので、それを考慮したサイズを選択されることをお勧めします。
道着には、一重や二重のものもあり、武道具店で相談しながら実際の道着を見て、道場の先輩たちや師範のアドバイスを受けて購入することが無難だと思います。
帯については、各流派によって色の規定がありますが、入門時はたいていの場合、白帯となります。
その後の昇級昇段によって、帯の色は変えられるようになります。