合気道の6の杖の変化と組杖

合気道の6の杖は、杖法の基本的な杖の扱いといえます。

合気道の杖の構えの基本は、左半身ということですが、右半身の稽古をしておくべきです。

これは、合気道の徒手での技の場合と同様に、左右両方の技を習得しておくことが本来の体得といえます。

6の杖自体は基本の動作ともいえますが、さまざまに変化する土台ともなります。

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合気道の6の杖の構えと動きは?

合気道の杖にも構えがあり、この構えから6の杖の動きは始めます。

杖の構えには、直突きの構えと面打ちの構えの二種類があります。

直突きの構えには、立て杖の構えと直突きの構えの二通りがあります。

面打ちの構えは、基本的には剣の構えと同じと考えられます。

6の杖は、左半身で立て杖の構えから始めます。

直突きから受け、上段返し打ち、そこから左後方に引き下段返しの構えにし、下段返し、左手を軸に回転して持ち替えて直突きの構えにする回転払いの後、直突きを脇に入れます。

6の杖の最初の直突きから上段返し打ちを一つの動作にしたものが、5の杖へと変化します。

さらに、直突きから上段返し打ちより面打ち下段返しを一つのさばきへ短縮すると4の杖になります。

このように6の杖から、さばきを早くして途中の受け等のさばきが省略された動きにすることで、別の杖の動作となります。

合気道の6の杖の変化と組杖は?

6の杖からの変化で、5の杖、4の杖というものがあるのは上述の通りですが他にも、8の杖や10の杖というものにも変化します。

6の杖に八相返し打ちを、上段返し打ちの後に入れ込んださばきになれば、8の杖になります。

6の杖に八相返し突きを入れることで、10の杖になります。

さらには、6の杖に八相返し打ち、八相返し突きを入れることも変化の杖とできます。

これらの6の杖を基本として、5の杖、4の杖、8の杖、10の杖とありますが、いずれも単独での杖のさばきの稽古となります。

その際には、杖を滑らかにさばけるように稽古しなければなりません。

これら単独での動作ができるようになれば、杖どうしでの組杖というものがあります。

6の杖の組杖を考えてみると、受け杖は立て杖の構えで、打ち杖は直付きの構えで相対に立ちます。

打ち杖の胸に直突きを受けが左に開いて、胸に直突きで応じ、打ち杖は右手のスナップと杖先の回転により右に払います。

打ち杖は胸に直突きを入れ、受け杖は右斜め45度後方へ開きつつ、受け杖で払い上げます。

受け杖は、上段返しを横面へ入れ、これに対して打ち杖は直突きより、左手を手先にずらして左足を引き、杖を斜めにして左返し払いで受けます。

打ち杖は、払いで受けた杖を左手を上に上げつつ、上から面へ突きを入れます。

受け杖は、面打ち下段返しで、後方へ体さばきで避け、下段返しを膝に入れます。

打ち杖は、右足を引きつつ、右手を杖先にずらして杖を立てて受け、脇が空くところを脇腹へ直突きを入れます。

受け杖は、斜め45度へ開きつつ、回転払いにて杖を払い、傍に直突きを入れます。

6の杖の組杖は、以上のような動きとなりますが、実際に道場で上級者の指導を受けることをお勧めします。

合気道の6の杖は基本として?

合気道の稽古で、杖の稽古をする道場は少ないと思いますが、6の杖は上述のように杖法の基本といえます。

杖を滑らかにさばけることが必須であり、これは徒手での技の稽古と同様と考えられます。

杖の基本は、単独での6の杖の動きから、その他の杖の動きへの変化と相対での組杖に発展します。

杖の稽古については、指導者の指導のもと稽古されることをお勧めします。

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