合気道の技がかからない相手への対応策

合気道の技がかからない相手は珍しいことではないのです。

合気道の稽古で教わった通りにやっているのに、受けに技がかからないなんてことは当たり前のことです。

合気道の技において最も重要な体軸が確保された上で、技の持つ特徴の一つ一つの要素を相手の状況に瞬時に当てはめなければなりません。

合気道の技は相手によって微妙に対応を変化させなければ、有効に技はかかりません。

あくまで模範的に型として説明を受けたままを稽古していても相手に必ず技がかかるものではないのです。

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技がかからない相手とどう稽古するのか?

合気道の稽古は型を中心に行なう稽古です。

型の稽古で技の流れ、技の構造そして使い方を学びます。

初心者がかける技がかからない状態にもかかわらず、技が効いているかのごとく受けをとってしまってしまうことは本来の稽古にはなりません。

技がかかっている時には受けを取り、かかっていない時には受けを取らないことを繰り返すことで本来の合気道の技を稽古したことになります。

技がかからない状態での受けの絶妙な受けは、単なる受け身の稽古となってしまいます。

技のかからない相手を前にした際には、かからない状態がどこにあるのか確認し修正して稽古することが重要となります。

そうすることで本来の技の構造を理解でき、反復することで体得につながります。

相手が違うとかからない技の稽古は?

合気道の技の型の構造、流れそして使い方を覚えながら、さっきまで組んで稽古していた相手には技が効いてかかったのに相手が変わった時にはかからなくなったということも日常的に起こります。

それは、受けの体格筋力等々の条件が違ってくるためで、相手が変われば変わった状況に対応した技に調整する必要があります。

この時も、技のかからない状況を確認し修正し一つ一つ丁寧に稽古することが重要となります。

こうしてさまざまな相手との稽古の中で、力の流れや体格や筋力そして関節の柔らかさ等々の違いからくる技への反応の違いと対応方法も稽古できます。

合気道の稽古は型を反復し体得する?

合気道の稽古の中心は型の稽古であることは前述の通りですが、同じ型の稽古であっても相手の体格筋力、関節の柔らかさ等々の身体条件で使い方が変わってきます。

いろいろな相手との稽古の中で、どこで技がかからないのか、そしてどこに問題があるのか観察して考え修正を加えてさらに稽古します。

これらを毎回丁寧に反復することで、徐々に自分の中に技の効かない相手に対する対応策を見出すことができると思います。

ともすれば、稽古自体に慣れてくると単なる型の形だけの動きで稽古した気分になってしまいがちです。

これでは、護身術としても使えないどころかせっかくの稽古が稽古ではないものになってしまいます。

そして型の稽古で自分の体軸、中心線を意識して保持することを忘れないようにすることも重要であることも頭において稽古するべきです。

型の稽古の中で技の構造を考え理解しながら、相手の状況を把握しながら自分の中心線を意識した稽古をお勧めします。

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