合気道を始める中高年の女性の初心者の心構えは?

合気道を始めようとする中高年の女性が初心者として稽古する際には、まず指導者の指示に従うことです。

人間年齢を重ねてくると、自分の価値判断が固まり、新たなものを吸収しようとする場合には、それが邪魔してしまうことがあります。

特に女性の中高年の方々が道場に来られると、指導者の指示に従っているように見せながら、ちょっと違った稽古方法に変化させる方をよく見かけました。

合気道という新しいものを吸収しようとした場合、まずは自分が教えてもらう指導者の指示に従うということに留意しておくことです。

特に師範代が自分の年齢より下だと、中高年になると、男女問わずに素直に受け入れられなくなる傾向が強くなります。

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合気道のメリットとは?

合気道という武道は、他の武道と違い勝ち負けを争うものではなく、「相和す」ということを概念に創始されたものです。

そのため、現状の体力筋力のまま稽古に参加することが可能です。

その意味からも、年齢が中高年であっても、男性に比べ非力とされる女性であっても、初心者としての入門が可能です。

そんな合気道のメリットといえば、まず心身ともに鍛錬できることです。

稽古を通じて、体力の向上や筋力の向上ということが、期待できます。

重心や体重の移動を意識した稽古で、姿勢も良くなり、肩こりや腰痛という中高年の体のトラブルの軽減もはかれます。

また、稽古を通じて周囲との協調性や、集中力も身につき、男性も女性も中高年でのイライラする精神状態のコントロールもできるようになります。

合気道のデメリットは?

前述のように合気道にはメリットがありますが、デメリットも考えてみます。

合気道のデメリットは、他の武道に比べてマイナーであることです。

マイナーな武道であるがゆえに、道場の数が少なく、情報量も少ないといえます。

専門誌では、合気道は世界的に普及しているという記述を目にしますが、やはり他の武道に比べて、道場数は地方になれば、かなり少ないと言わざるを得ません。

もう一つは、他の武道には試合形式を取り入れているものが多いのですが、合気道には基本的に試合がなく技量を実感することが難しく、その意味での達成感を感じにくいということです。

合気道を稽古する初心者の心構えとは?

合気道という武道は、他の武道と比較して初心者として入門することに対しての敷居は低いと思います。

ただ、前述のようなメリットとデメリットが考えられ、特に技量を実感することに対する達成感を期待していると、精神的に苦しい状態が長く続くといえます。

初心者として稽古している間に、自分の目指す合気道の形をイメージし、相対的な達成感ではない価値観を抱くことが重要です。

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