合気道において岡本洋子という人は、女性師範の一人です。
合気道において女性の稽古参加者は、他の武道に比較しても多いのですが、やはり指導者の女性は未だに少なく、岡本洋子さんは少ない女性指導者のお一人です。
岡本洋子さんという方は、現在は合気道京都という道場で指導者兼道場長という立場で、合気道に取り組まれています。
岡本洋子さんの合気道の経歴は？
岡本洋子さんの合気道の経歴は、昭和53年に合気会本部道場に入会され、二代目道主植芝吉祥丸の指導のもとで稽古されています。
翌年には渡仏し、留学生としてクリスティアン・ティシエ師範の門下生として稽古され、帰国後は本部道場での稽古を重ねられています。
平成元年から平成15年まで、アメリカオレゴン州ポートランドにポートランド合気会をクリストファーモルガンと共に設立し、道場長を務められています。
このポートランド合気会は、開祖植芝盛平翁の合気道に沿った稽古内容となっており、体育館的なホールではなく日本的な道場としての稽古場となっています。
帰国後に、合気道京都の道場を立ち上げられています。
合気道京都とは？
合気道京都は、合気会の登録道場で平成15年に創立されています。
専属道場の西陣道場をはじめとして、京都武道センター、伏見青少年活動センター、枚方市立総合体育館での稽古が実施されています。
指導には、前述の岡本洋子（六段）道場長とクリストファーモルガン（六段）があたられています。
道場長の岡本洋子（六段）は、合気道心架塾とも関わりがあり、講演や講習会等の参加もあるようです。
合気道の女性師範は？
合気道の稽古に参加する女性の比率は、ほかの武道と比較すると高いとはいえ、師範や指導者となると女性の比率はかなり低いものです。
女性の方で合気道を稽古しようと思われている方の中にも、女性の指導者を希望される方もいるとは思います。
現実には、岡本洋子さんのように道場主としてやられている女性はごく少数です。
合気道の海外での指導経験を持つ女性指導者はさらに少数です。
国籍や人種、文化の違いを肌感覚で体験されているので、道場での参加者に海外からの稽古者が多いということも頷けます。
合気道の基本概念である「相和す」という概念を国際的な感覚の中で稽古されている道場と言えます。
女性指導者はまだまだ少数派であり、合気道の理合を女性の指導者から学ぼうと思われる女性の方は、一度稽古に行かれてみても良いかと思います。