合気道の一教が決まらない場合の対策

合気道の技を稽古し始めるとまず、一教が決まらないという人が多くいます。

これは一教に限らず、さまざまな技において起こります。

なぜ、合気道の一教が決まらないと感じるかというと、いくつか理由が考えられます。

合気道の技はすべて体のバランスが重要で、そのいずれかが崩れていることが原因といえます。

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合気道の一教のポイントは?

合気道の一教が決まらない場合、一教の技自体を考えてみることから始めてみます。

一教は、手刀を打ち込んできた相手の腕を取り、肘を返して脇腹を伸ばし、相手を腹ばいに制圧していく技といえます。

つまり、この一教においては、相手の肘に関連した動作の中で考えるべきポイントがあります。

合気道の技をかける時には、自分の中心線と支点が重要で、中心線をしっかり保持しながら支点を動かさないことが、技のかかりを決めるといえます。

一教においての支点は、相手の手首、肘の下の手首といえます。

技の流れの中で、この支点がどうなっているか、そして自分の中心線との関係性を確認すべきです。

技がかからないことの共通点は?

一教が決まらない時、上述のような点を確認して、修正しながら技の稽古を反復するべきです。

技が決まらないのは、一教だけに限らず、そのほかの技でもあり得ます。

技をかける際に中心線と支点が重要であることは、前述の通りで、全ての技において共通しています。

支点を動かすということは、自分の中心線とその支点のバランスが崩れるということです。

支点はほとんどの場合、相手と接している手になりますが、その手をむやみに動かしてしまうことが、全身の力を手先に伝えることができなくなり、技が決まらない原因となります。

さらに細かく技の構造を見てみると、手の親指が最も重要な役割を果たしています。

技をかける際の手さばきの良し悪しを決めるのは、親指といえます。

手先に中心線の力を集中するためには、親指を支点として小指と手刀を回転させながら、相手を引き出します。

つまり、細部で見れば、技がきまらない時には親指を注視するべきです。

一教が決まらない時には?

一教が決まらない時には、まず自分の技での中心線と体勢、そして技の支点となる腕や手首について確認することが第一です。

その際に、自分と相手との体勢のバランスも考え、技の構造上のことも合わせて考えてみます。

技が決まらないには、必ず何かしらの原因があります。

その原因は、相手の問題よりも大抵の場合、技をかける自分の体勢や中心線の崩れと支点の固定の崩れによるものが多いようです。

自分の体のバランスを維持することに注意しながら、修正し稽古することで次第に決まるようになると思います。

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