女性で合気道を習っている人は多い?

合気道は、他の武道に比べて女性や高齢者の割合が比較的多いといえます。

武道といえば、剣道や柔道や空手といったものが思いつきますが、いずれも男性が稽古しているイメージが強いといえます。

合気道も武道の一つですが、護身術といったイメージのためかどうかわかりませんが、私が稽古していた道場でも女性の比率が4割程度だったと思います。

他の武道では、男性と女性を分けているものもあり、一概にはいえませんが、合気道の稽古参加者の女性の比率は、比較的多いといえます。

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そもそも合気道という武道は?

合気道という武道は、開祖植芝盛平翁によって創始された日本古来の武道で、合気術という体術に精神性の概念を付加したものといえます。

合気道においては、勝ち負けを競うことをせず、自己の護身のために相手を制圧することを主眼に置いているといえます。

他の武道とは違い、稽古するために、体格や性別による身体的に弱い部分を強化することを基本的には必要としません。

合気道は、現状の自分の体格や筋力のままで稽古に入ることができます。

合気道に必要な筋力体力は、稽古の中で強化されていきます。

合気道は、他の武道のような試合形式を取らず、相手との和合を目指した武道ということからも演武会という形式をとっています。

合気道の稽古参加者に女性が多いのは?

合気道が、前述のように、他の武道と違い体力強化や筋力増強といったことを必要とせずに、現状の体格や筋力のままでの稽古参加が可能であることが、女性が多い理由の一つかもしれません。

実際に道場で稽古していて女性の入門者に多いのは、少年部に子供の付き添いで来られていたお母さんたちが、入門するケースが非常に多かったように思います。

入門してきた女性に聞いてみると、合気道は護身術のイメージが強く、小柄な女性でも大柄な男性を投げれる印象を持っていると聞いたことがあります。

確かに、合気道の技の中には、肉体的な強さや筋力的な強さだけではなく、相手をいかに誘導し、自分の体勢を保つために投げ飛ばしたり制圧することを可能にするものがあります。

それらの技を一朝一夕に身につけることはできませんが、稽古をしていると面白くなってくるということも、女性が多い理由かもしれません。

稽古をしていると、さまざまな技に出会いその中で、技がかかった時に「なぜ?どうして?」という体験も多々あります。

男女を問わず、この純粋に不思議な体験が合気道の魅力となり、継続する稽古者が多い理由かもしれません。

合気道をツールとした人間関係の構築も?

合気道の道場では、年代も性別も違うさまざまな人たちが集まってきます。

そこでは、普段の生活とは違う体験を共有することで生まれる新たな人間関係も構築されます。

そういった合気道の道場での稽古以外の副産物と言えるものも、女性を引きつけるものかもしれません。

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