老若男女誰でもできる合気道の技とその覚え方

合気道と聞くとどんな印象を持たれるでしょうか?

小柄な人でも簡単に暴漢などを簡単に投げ飛ばす事ができるといった印象かもしれません。

合気道とは、「合和す」という精神に基づき植芝盛平を開祖とする日本の代表的な武道の一つです。

合理的な体の使い方(体さばき)で様々な技を利用して、体格体力によらず相手を制することを可能とする武道です。

つまり、今の体格で体力や筋力を無理に強化する必要とせず取り組む事が可能な武道なので、年齢性別に関係なく誰でもできる魅力があります。

合気道は、自分から無理に相手に攻撃を加え制圧することを主眼にしていない点も他の武道とは違います。

ただ、自分の身を守りかつ他者に必要以上の攻撃をせず制圧することを主眼にしています。

現在では、合気会を主流として様々な流派に分派した団体が存在しています。

各流派によって多少の技の名称や体のさばき方等に違いがあるものの、根本的なものは同一なので解説記事等を参考にする際には読み替えれば理解可能だと思います。

ここでは、稽古経験のある養神館合気道を中心に記載します。

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一体、どういった技があるの?

養神館合気道においては、構えをしっかりとることで力の出し方や心のあり方を養うと同時に技を繰り出す動作を円滑にする効果も出す事が可能だという考えから構えを大事にしています。

技を繰り出すために必要な体の使い方を覚えるために、基本動作も重要な稽古の一つです。

基本動作には、体の変更、臂力の養成、終末動作があり、それぞれに一と二があります。

基本的な技としては、四方投げ、入り身投げ、小手返し、一ケ条、二ケ条、三ケ条、四ケ条、その他天地投げ、腰投げ、呼吸投げ、肘締め等々があげられます。

その上に、応用的な技がさまざまあります。

状況に応じて、基本動作の体さばきに技を利用して相手を制圧することが可能となります。

どうやって覚えるの?覚え方は?

いろいろな聞き慣れない技の名称が出てきましたが、覚え方に戸惑うかもしれません。

しかし、英語のアルファベットを初めて覚えた時のように実際に稽古して繰り返しているうちに技の名称自体は自然と覚えられますし、一番簡単な覚え方だと思います。

実際に稽古に参加すると、まず師範代の模範を目で覚えて自分の体を動かしてみて、そして稽古相手と実際に技を交互に仕掛け合いそれによって次第に覚えていけます。

それを反復する事で真に体得できると思います。

合気道はいろいろ覚えなきゃならないの?

技の名称、体の動き等々ここまででもさまざま出てきて覚え方も大変そうだと感じられるかもしれません。

実際のところ、最初はどうしても技の名称等と動き方は自分なりの覚え方で記憶する必要はあります。

しかし、本来は記憶することではなく、基本動作ー基本技を繰り返す事で体自体が自然に動けることが自分の身を守ることに直結しています。

それに、他の武道やスポーツと違い今の体力や筋力より強化したりする必要が基本的にはないというのが老若男女誰でも取り組める武術であると思います。

百聞は一見にしかずと言いますが、合気道道場を一度覗いてみて、体験してみることをお勧めします。

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