合気道の技の基本とその構造

無数に存在するともいわれる合気道の技を体系化して、さまざまな技の基本となるものが設定されています。

本家本流の合気会とそのほかの分家分流の流派においては、多少技の名称や技法について変化しているものもありますが、基本的な概念と技の構造は同一と考えられます。

合気道での基本とされる構えや基本動作、礼法といったものは、基本の技の習得の前に必須とされるもので、これに加え、受け身の練習も不可欠です。

合気道の技は、基本とされる固技、投げ技、浮き技といった分類ができ、さまざまな状況に応じて組み合わせることで技の数が無数に広がります。

技の組み合わせが無限に広がるため、合気道の技は無数に存在すると表現されています。

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合気道の基本となる技の種類とその名称

合気道の技には、徒手で行うものと剣や杖を使用した武器術がありますが、通常では、徒手を中心とした技の基本を稽古します。

徒手での基本の技には、抑え技として一教、二教、三教があり、それ以降も十二教までありますが、四教以上ではそれぞれの技の名称で呼ばれます。

合気道の基本の技は、抑え技(一教から三教)、小手返し、四方投げ、入り身投げ、天地投げがあげられます。

それぞれに、相手の攻撃状況に合わせた体さばきをする必要から、表と裏があります。

合気道の基本の技は、固め技と投げ技を意識して、その際の体捌きと固めや投げの制圧方法の違いを習得することが肝心です。

個別の技のやり方については、道場での師範や上級者の指導を仰ぐことをオススメします。

合気道の技の構造とその仕組みの考え方

合気道の基本の技には、前述のような固め技や投げ技といったものがあり、それらの効果を引き出すための仕組みがあります。

合気道の技をかけるためには、相手と接している箇所での脱力による相手の体勢の崩しにつなげます。

相手のバランスを崩すと同時に、相手の力の作用を最大限に利用することが二つ目のポイントです。

人間が力を出す直前、出しきった瞬間が最も相手の力が入らない瞬間であり、そのポイントを捉えることが、最も効率的な技の効果が期待できます。

合気道の技を相手にかける際にもう一つ重要な要素には、相手の体の可動域の逆に仕掛けないことが技の基本となります。

人間の体の関節には、可能な可動方向が存在し、その逆方向へ力を加えて制圧しようとすれば、必要以上に抵抗を受けることは容易に想像できます。

合気道の技の基本において、相手の力の作用や反作用を考えることは、習得への早道につながります。

合気道の無数の技は、基本の技に集約されている

合気道は、大東流柔術や柳生新陰流の源流から徒手での技や武器術の側面があり、その技の数は無数に存在するともいわれます。

現在の合気道の本家本流である合気会において、基本とされる技は、それら無数に存在する技から抽出されて体系化されています。

基本技として、一教から三教までの固め技、小手返し、四方投げ、入り身投げ、天地投げなどがあげられ、それぞれに表と裏があります。

合気道の基本技のやり方については、道場で実際に師範の模範演武で見取り稽古をし、単独や相対での反復練習をすることで習得されることをオススメします。

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